蘇州とんぼ 水辺の街通信

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help リーダーに追加 RSS 初夏の涼、蓮酒を嗜む

<<   作成日時 : 2008/06/14 17:08   >>

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蘇州の各園林では、蓮がそろそろ楽しめる季節となってきた。
初夏の風流として、嗜んでみたい蓮にちなんだ趣向がある。

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泥土から出でても、なお清らかな花を咲かせる蓮は、
俗世間にあっても染まることなく高潔な精神を保つ、
文人の理想の精神を象徴する花として好まれ、
文人士大夫の都蘇州で愛されている花のひとつ。

だが飲兵衛の楽しみは、花ならず、その葉にある。
初夏の趣向として楽しみたいのは、なんといっても蓮酒。
蘇州に住む者としては、欠かせない風流のまねごとだ。

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蓮酒の由来を史書に訊ねれば、
今から千八百数年前、魏晋時代の《西陽雑俎》にこうある。

魏の斉郡の刺史であった鄭愨喜は幕僚を連れて
済南郊外の蓮子湖(現在の大明湖)に避暑に出かけた。
見渡す限りの蓮の湖に、涼を求めての妙案を思いつく。
簪で蓮の葉の中心に穴を開けて茎と通じさせ、茎を象の鼻のように曲げ、
その後酒を葉に注ぎ、茎管からゆっくり吸って飲む。
すると酒は蓮の香りに満ち、さわやかな口当たりは暑気を忘れるほどだった。

さすがに竹林七賢人の魏晋、桃源を求めた魏晋。
風流の心はなまなかではない。

酒が蓮の香りを帯び、水に優る清涼感があるとされる
この飲み方は、「碧筒杯」等と呼ばれている。

早速試したいとお考えの方に、一点ご忠告を。
注ぐ酒は、清酒ではなく、濁り酒であることが肝心。
蓮の青みがふくよかな香りへと変わる。

新鮮な蓮の葉が手に入る今の季節、
ぜひ一度お試しあれ。



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コメント(4件)

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わーー!碧筒杯だぁーー!

いいですね、如何にも腋下生風の風情だ。見てるだけで、荷の葉をさざめかす涼風を感じるわ。一回だけ、観蓮の折りにやっているのに出くわしましたが、出足の遅い(観蓮は得てして払暁に幕開けですわな)私は、直前で締め切られ、未だ未体験です・泣。

 でも、よく考えたらあの時は清酒だったな。濁り酒の方が向いてるのか。機会があったら、博多の練酒でも持参で行こっかな・笑。

そうそう、蘇州で思い出しましたけど、なんか名物で白枇杷が有名なんですってね。日本でもわずかに栽培されてるんですが、去年に続き今年も食べ損ねました。不作で・悲。

かなりおいしいんでしょうか?種が手に入るんだったら、蒔いてみたいんですが、どないでしょう。
貴陽
2008/06/15 10:52
貴さん。ぶふふ…、やはりご存知であったか。
ほんまに、詳しいですね。
生まれる時代を間違えてるちゅうか、
前世の記憶、感覚を残してるっていうべきか^^

北海道も蓮は咲くんでしたっけ・・・
では自前でぜひお試しを♪

枇杷ですが、
蘇州側の太湖地区で白沙って村がありますが、
そこの枇杷が有名なの。

何種類か、あります。
みかけはそんなによくないけど、
日本の枇杷より、ずっとジューシーですよ。

種は、日本のように園芸センターが
あるわけではないので、売ってないんだけど、
私が食した後のものでよろしければ^^;

しかし、種を持って帰ったらまずいのかな。
預け荷物にして枇杷酒ならいいのかしらん。




蘇州とんぼ
2008/06/16 15:22
 よく、浮世離れしてる、って言われます。ふふ。誉められてんのか?これは・笑。

 北海道は寒いので、蓮にはやや酷とみえて、あまり蓮の話は耳にしませんね。近場だと、北大植物園に鉢植えされてあるのと、後、見に行ったことはないけど、ニッカヰスキーで有名な余市と北広島のパンフに写真が載っていたので、所に依っては育つのかも知れません。

あ、白枇杷、食い終わった後のカスでも何でも結構っす!別にしゃぶるわけじゃないんで、実は心置きなくご堪能ください。僕は、芽が出さえすればいいので。

あ、酒漬けと乾燥は死ぬんでご勘弁を。
貴陽
2008/06/16 21:59
果物屋を見て廻ってけれど、
枇杷がもうないのだよ。

楊梅じゃいかんかな。。

が、乾燥させないで、もって帰れないなあ。。
楊梅ジャムにしちゃいけないしなあ。

蘇州とんぼ
2008/06/18 16:06

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